世界に広がる日立ジョンソンコントロールズ空調のネットワーク。言語も文化も異なる世界各地の拠点で、当社の社員が日々活躍しています。これからも私達の活躍フィールドは、海を越えてグローバルに広がり続けます。
➀広い米国を舞台にさまざまなお客様を支える
国内外の工場で製造されている冷凍空調製品の心臓部品である圧縮機を、日立以外の米国のお客様に販売していました。販売先は空調機メーカ、冷蔵冷凍ショーケースメーカ、車両空調メーカ、MRIや半導体関係の会社と多岐にわたります。当社の信頼性と省エネ性の高い圧縮機を採用することで、お客様により良い製品を開発していただけると喜びを感じましたね。現地での仕事は自分で判断しなければいけないことが多く責任も大きいですが、その分やりがいも大きいものでした。
コンプレッサービジネスユニット|2016年から2019年まで赴任|Hitachi America, Ltd.
②日本での製品設計の経験を北米で活かす
私たち北米チームは、日本の工場から北米向けVRF(ビル用マルチエアコン)製品を輸入し、北米市場に販売展開しています。以前から、製品に精通した人材が必要だという要請があり、日本の工場で設計を担当していた私に声がかかりました。日本の約25倍の国土をもつアメリカでは、さまざまな気候や地形があり、お客様が求めるものも多様です。その要望をどう製品にまとめあげ、日本の工場と一緒に開発を進めていくかが、仕事の醍醐味です。
プラットフォーム開発本部 VRF開発部|2018年から2022年まで赴任|Johnson Controls International Plc
③「技術面は妥協せず確実に」がミッション
中国・広州の工場で生産総監として、生産技術開発、新設備の導入など製造技術に関する業務を担当していました。中国は規模やスピード感が日本とは大きく違い、勢いのある国のためか、日々の仕事も走りながら考えるという具合です。しかし圧縮機は空調機の心臓部であり高精度加工部品の集まり。これら技術的な部分は妥協せず、確実に取り組む文化を根付かせたいと考えて業務に取り組んでいました。
清水空調本部 製造部|2017年から2019年まで赴任|Johnson Controls–Hitachi Wanbao Compressor Guangzhou Co., Ltd.
④海外で身につけた幅広い視野が役立つ
Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Taiwan Co., Ltdの桃園工場で、エンジニアとして圧縮機設計の業務全般に関わっていました。日本の工場でも海外の工場でも、設計技術面では同じ結論になるのですが、海外工場ではアプローチの方法が異なることも多く、勉強になりました。私の専門である圧縮機の設計技術について熱心に話を聞いてくださる方が多く、その吸収力や向上心は大きな刺激になりました。海外に出たことで今までとは違ったものの見方ができるようになり、その幅広い視野が帰国してからの仕事でも役立っています。
圧縮機設計開発本部 圧縮機設計第1部|2015年から2017年まで赴任|Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Taiwan Co., Ltd.
⑤現地スタッフと交流しながら知識を伝える
主に台湾市場向けのエアコンの開発において、日本で培ってきた専門的知識と経験を活かした技術的なサポート業務に携わっていました。現地スタッフの開発業務に対する思想を学びながら、日本の知識や技術を積極的に身につけてもらえるよう、つたない中国語を使って交流を深めていくことにやりがいを感じていました。スタッフ全員本当にフレンドリーで、週末には観光地へ案内してもらったり催し物に参加させてもらったり、公私ともに充実した日々を過ごすことができました。
製品V&V・規制本部 栃木開発評価センタ|2015年から2018年まで赴任|Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Taiwan Co., Ltd.
⑥多様な国の方々と仕事をする刺激的な毎日
入社時より希望していた海外勤務が実現し、マレーシアに赴任して、海外市場向けのさまざまなエアコンの開発業務に携わっていました。日本ではほとんど使用されていないタイプの製品の開発や、中国、スペイン、インドなどさまざまな国のチームとの共同開発など、海外駐在ならではの仕事のおもしろさを感じながら、常に新しい経験ができて刺激になりました。
日本/東南アジア/豪州設計開発本部 家庭用空調設計部|2017年から2021年まで赴任|Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Malaysia Sdn. Bhd.
⑦急成長の可能性を感じながら仕事しています
日立ジョンソンコントロールズ空調の発足後、米国のSOX法への対応のために国内・海外の各拠点を巡回する役割を担った後、現地の会社の代表(CFO)としてフィリピンに赴任し、財務経理・内部統制全般の責任を担っていました。まだ事業規模の小さいフィリピンですが、市場成長率はどこよりも早く、事業拡大ポテンシャルは極めて大きいと思います。若い現地スタッフの真剣な取り組みもあって、現在進行形で課題への成果が徐々に出てきているところです。英語での業務経験を積んでみたいという若手にはぜひフィリピンに来てほしいですね。
財務本部|2017年から2019年まで赴任|Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning Philippines Inc.
⑧ヨーロッパでのIT戦略策定と推進に携わる
最初の赴任からずっと、欧州事業でのIT戦略業務に携わっていました。当初は1年間のプロジェクトためにフランスに来ましたが、それが終わる頃に欧州事業の再編があり、その後合弁会社発足を迎え、2度の大きな組織変更とそれに伴うITシステム変更を経験することになりました。欧州は同じ国の中でも多様な人々が生活しています。私の職場でも生粋のフランス人、中東/アフリカ系、東欧諸国系といろいろな方々が働いており、仕事の中でさまざまな文化を肌で感じられるのはとてもよい経験でした。
情報システム本部|2010年から2019年まで赴任|Johnson Controls Hitachi Air Conditioning Europe SAS
⑨中東・アフリカ地域ならではのニーズを追う
中東・アフリカ地域における当社空調製品の販売支援のために赴任しました。2015年に合弁会社になったことによる従来の販売ルートの整理など、販売体制の確立も業務のひとつでした。中東・アフリカ地域は、日本とは異なる生活習慣を持つため、空調機に対する要求も違ってきます。現地でその状況を体感し、開発部門へフィードバックすることが重要です。さまざまな情報やアイデアを得るべくお客様を巡り、将来それらを活かした製品を市場に出すことをモチベーションにしていました。
グローバルセールス&チャネル開発統括本部 グローバル営業本部|2017年から2020年まで赴任|Johnson Controls Air Conditioning & Refrigeration Inc.
⑩世界中のお客様に私達の製品を届けたい
入社当初より海外向けルームエアコンの開発設計業務についていて、その後マレーシア、インドで空調機器の開発設計をしていました。世界に目を向けると、今まさに発展めざましい国々がたくさんあり、一生懸命働いてお給料を貯めこれからエアコンを買いたいと思っている人がたくさんいることにも気づきました。私達の仕事は、お客様の要望にかなう製品をタイムリーに開発すること。私達の製品を使ってくれるすべての国のお客様と接することが、今でも私のライフワークです。
グローバルプロジェクトマネジメント本部|2017年から2018年まで赴任|Johnson Controls-Hitachi Air Conditioning India Ltd.