Interview
プロダクトマネージャーとして、
新しい価値を世界に届ける。
韓 慧玲
HUILING HAN
入社動機について
グローバルなメーカーで、
異文化に触れながら成長したい。
どんな軸で就職活動していましたか?
日本のメーカー、そして海外展開の進んでいるところで働きたいと考えていました。グローバルなチームに身を置き、異文化に触れながら仕事をすることで、自分自身を成長させたいと思ったからです。また、風通しのよさや制度の充実、安定性、成長性についてもチェックしていました。当社を知ったのは、中国でも知名度がある「日立」のブランドがきっかけ。空調業界についてはそれほど詳しくなかったのですが、グローバルである点にまず惹かれました。学生寮のエアコンが「白くまくん」だったことにも、なんとなく親しみを感じましたね(笑)。
最終的に、日立ジョンソンコントロールズ空調を
選んだ理由を教えてください。
実績のある2社による合弁企業であることから、安定性と将来性を感じました。また、休暇制度や福利厚生が充実していて、柔軟に働くこともできそうでした。なにより魅力的だったのは、そのグローバルな企業文化と環境です。事業展開はもちろん、就職活動においても面接官がインドやフランス国籍の方で、私が望んだ通りの環境を予感させてくれました。国際性と多様性にあふれたプロジェクトに参加し、チームの一員として経験を積んでいく——そのイメージが十分に固まったことが、入社を決めた大きな理由です。
仕事について
カスタマーボイスに耳を傾け、
グローバルな製品企画に携わる。
仕事内容とその面白さを教えてください。
2種類の製品の企画に携わっています。中東・アフリカ及び中国に向けた業務用エアコンと、グローバルに展開される冷凍機製品です。マーケティング、市場戦略の策定、製品開発計画の立案、製品のライフサイクルやロードマップの管理、プロジェクトの進行管理のサポートなど、幅広い業務を担当しています。製品開発を通じてイノベーションを起こせることや、協力して成果を出し、その達成感をチームで共有できることにやりがいを覚えますね。中でもうれしいのは、カスタマーボイスに触れた時。製品を使ってくださるお客様の喜びは、私にとっても最大の喜びです。
環境のグローバルさは期待通りでしたか?
はい、そう言えます。チームメンバーは中国人とマレーシア人で、日本にいる私のほかは、上海かマレーシアに駐在中。関わる製品も基本的には現地生産・現地販売なので、日ごろから海外拠点と密にコミュニケーションをとっています。マーケットごとに文化が違うため、コミュニケーションには工夫が必要。一例ですが、要望が多いマーケットの声をそのままエンジニアに伝えれば、開発に混乱を招きます。それぞれの文化をしっかりと理解したうえで、自身のコミュニケーションスタイルや意思決定のプロセス、ワークライフバランスなどを調整する。そのスキルがだんだん磨かれてきました。
成長について
入社1年目で担当した製品が、
海外市場の高い評価を獲得。
自分を成長させたエピソードを教えてください。
入社1年目に、プロダクトマネージャーとして香港市場向けのエアコン開発を任されました。マーケティングをもとに要件を定義し、外観、仕様、機能についてのアイデアを提案。デザインチームと協力して形にしながら、プロジェクト全体の進捗管理も行いました。最初はわからないことだらけで質問するのも恥ずかしいくらいでしたが、臆せずに聞けば丁寧に答えてもらえるし、自信にもなる。そう気づくことで行動が変わり、成長に結びついたのではないかと思います。発売されたエアコンは、市場の高い評価を獲得。ユーザーのニーズを正確に把握すること。チームと協力して優れた製品に結実させること。その大切さを知った出来事でした。
これからどう成長していきたいですか?
プロダクトマネージャーとしての専門性に磨きをかけ、戦略的なプロダクトロードマップの策定や、革新的な製品の提案能力を向上させたいと考えています。そのためにも、積極的な学習と成長を継続し、より高度な知識や、市場のニーズを把握する力を身につけたいですね。同時に、部署を横断した円滑なコミュニケーションやプロジェクトの的確な進行管理も重視し、全体的な成果に貢献していきたいと思います。