Interview
モノづくりと安定供給を支える、
調達という仕事。
馬 思菊
入社動機について
自己成長、社会貢献、グローバルな活躍。
そのすべてを満たす場所へ。
どんな軸で就職活動していましたか?
軸は主に3つありました。「自己成長できること」「事業を通じて社会貢献できること」「世界で活躍できること」。当社は、いまや社会インフラでもある空調事業をリードしつづけ、グローバルな存在感を発揮しています。一方で、海外には空調機器の普及が進んでいないエリアもまだまだあり、成長の余地が残されています。グローバルなビジネスチャンスと社会貢献―その両方をかなえる会社として、非常に魅力的でした。面接や工場見学で実際に職場を見て社員にも会い、雰囲気がとても温かかったことも、入社を決めた理由のひとつです。
「自己成長」という軸についてはいかがですか。
調達の仕事に就くことで満たせると考えました。事業活動に欠かせない部品や材料を安定的に調達し続けることは、当社にとって非常に重要なことであり、調達部はその業務を担っている部署です。とはいえ、昨今の世界情勢や、環境変動など、さまざまな状況下で、各国から安定的に部材及び部品を供給することは、思った以上に苦労することが多いです。そんな中でもサプライヤー様や、関係部署などと一緒に課題を乗り越えていけることは、自己成長につながると考えています。
仕事について
部品や材料の調達を通じて、
企業活動を支える。
仕事内容とその面白さを教えてください。
部品や材料のグローバルな調達を行っています。世界状況が変化する中でも、部品不足により生産に影響が出ないよう、安定した供給を行うことを心がけています。社外のサプライヤー様はもちろん、設計をはじめとする社内の各部署ともコミュニケーションを取りながらさまざまな要求に応え、時には両者の意見を調整する架け橋の役割を果たせるところが面白いですね。また、サプライヤー様は中国をはじめとして世界中にあるので、グローバルな事業であることを実感しながら仕事に取り組むことができます。
仕事をしてみて、事前の予想と違った点はありますか。
配属されて早々、バルブやベアリングなど4つの品目を担当することになりました。もちろん上司や先輩による丁寧なサポートはあるのですが、こんなに早く仕事を任されるとは。イメージしていた以上に、若手に挑戦の機会を与える会社であることに驚きました。当時はちょうど、世界的な原材料費の高騰がはじまったタイミング。品目とそれを構成する部品や材料について、一から学びながら対応するのには苦労しましたが、その分、調達という仕事について多くのことを吸収できたのはよかったと思います。
成長について
他部門と連携しながら、
安定した部品供給を叶える。
自分を成長させたエピソードを教えてください。
材料費やエネルギー価格等が世界的に高騰する中、お客様が手にしやすく、かつ品質の良い製品づくりの一助を担いたいと思っています。その一環として、VAVE(Value Analysis&Value Engineering)の考え方を大切にしています。VAVEは、製品のコストと機能を研究することにより、既に使用している製品の見直しや、設計段階での研究、図面や仕様書の変更、製造方法の効率化、安定した部品供給を行い、品質を維持しつつ、トータルコストを低減する組織的な活動のことです。VAVEは設計部門を含め、各関係部署と協力して進める必要があるため、やり遂げたときには、自身の成長を感じることができました。
これからどう成長していきたいですか?
自分には、担当品目について身に付けるべき知識がまだまだたくさんあります。設計担当者に図面を見せてもらいながらレクチャーを受けたり、取引先へ訪問して実際のモノづくりの現場を確認するなど、積極的に吸収しているところです。価格についての知識があることはもちろん、技術的なところまで自分で咀嚼できる「エンジニアリング調達」が私の理想。優しい人ばかりで質問しやすい職場環境に支えられながら、この理想に近づいていきたいと思います。